ヒップホップ・ドリーム/漢 a.k.a GAMI を読んだ
を読みました。
前にも書いたんですけどオレはヒップホップが大好きです。
この記事の他にも、もっと理由はあるけども。
なので、今回この本を買いました。
菊地成孔とかも面白いって言ってたらしいですね。
この本を読んで思ったことは、漢とオレのヒップホップに対する考え方が違うなーってことです。
彼は自分の吐き出す言葉がリアルであることに強くこだわっていました。
例えばですけど、彼の仲間がフリースタイルバトルで「刺す」って言葉を使ってしまったがために、対戦相手を後で拉致るっていう暴挙に出てます。
ダンスバトルとかフリスタバトルとかって、ギャング同士が暴力ではなく平和的な解決ができるように始まったっていう説もあるので、フリスタバトルがもとで暴力沙汰になるのは元も子もないなって思いました。
オレはヒップホップに限らずなんですけどリアルかフェイクかはあまり気にしません。
面白かったらそれでいいと思ってます。
N.W.Aっていうギャングスタラップ始めたクルーだって全員がギャングじゃないし。
プロレスだって感動するし、演劇だって、映画だって感動する。
漫才とかコントだって笑える。
リアルじゃないものでも人の心を動かせることができるってオレは思います。
だからヒップホップでリアルにこだわる必要はあまりないと思っています。
昔はそんなこと思ってなくて、K DUB SHINEがあんなラップしてるのに面白いおっさんだって知った時はショックでしたよ 笑
まー、ラップする時って大体自分のことや周りのことをラップするからリアルになってしまうってことはあるとは思うけど。
でも、エミネムとかみたいに自分の頭で考えたキャラクターがラップするのもいいと思うし、嘘の話でラップしてもいいと思う。
最後の方に書いてあるLIBRAとの事の顛末については面白かったな。
確執があるんだろうなって分かってはいたけど、詳細に書いてあるのでこんな感じだったんだって思います。
そして最終章のヒップホップドリームっていう章では、悪いことばっかり起きてどん底生活だった漢が再び立ち上がってヒップホップを大きなエンタメにしたいっていう野望が書かれています。
最初にも言った通り、漢の考え方とオレの考え方は違うので、100%の気持ちで頑張れとは言えないけれど、オレもヒップホップが日本でもっと売れて(世界では超絶メインストリームなのに!!!!!!)、テレビにバンバンラッパーが出て(アメリカではラッパーって話の面白い人って位置づけもある)いい感じになってくれればなーと思う。
ヒップホップへの思いは「漢さん!!あなたと変わりませんぜ!!」って感じですね 笑
じゃあ、お前なんかやれよって言われてもオレはヘッズなだけなので何も出来ませんが…笑
そんな感じで、ヒップホップ好きは買って読んでみてもいいんじゃない?って感じの本です。
ヒップホップのことが何もわからない、でも知りたいって人は
- 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2011/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本がおすすめです。
マジで名著だと思います。
あと
9SARI HEAD LINE #番外編Vol.3「加藤紗里が9sari スタジオに相談しに来た。」
9SARI HEAD LINE #番外編VOL.4「田代まさしが心配して9sari スタジオに来た!」
ヒップホップのこういうゴシップ感って魅力ですよねー