声に出して踏みたい韻とトラウマ恋愛映画入門を読んだ
題名通りの本を読みました。
声に出して踏みたい韻
声に出して踏みたい韻はずっとAmazonのほしい物リストに入っていましたので、思い切って買いました。
何回も述べている通り僕はヒップホップが好きなので、こういう本は買ってしまいます。
読む前は日本語ラップのリリックに出てくる面白い韻が紹介されている本だと思ってましたが、実際読んでみると韻の紹介や英語と日本語の押韻の違い、韻のルールとテクニックなどが紹介されていて、僕が思ってたものとは違いました。
でも、十分に面白い本です。
僕はこの本を読んで絶対音感ならぬ絶対「韻」感を身につけました 笑
すなわちどんな言葉でもすぐにその言葉の母音がわかる能力です。
そんな能力、一般の方には必要ないかもしれませんが、これからリリックを書いてみたいという人にはおすすめの1冊です。
ただ、やっぱり本のタイトルは変えたほうが良いと思いました。
トラウマ恋愛映画入門
この本の表紙になっているブルー・バレンタインは僕の好きな映画です。観るとツラいから、もうあまり観る気はしないけど。
僕はこういうトラウマ恋愛映画が結構好きなので、今回のこの本はまさにうってつけでした。
この本の最初に書いてある文がすごく良かったです。
人は何かを学ぶために練習する。失敗し学んでいく。しかし、人生そのものは何度も「練習」することはできない。それぞれが本番だから。
(中略)
実際、大部分の人にとって、本当に深い恋愛経験は人生に2、3回だろう。たしかに何十もの恋愛経験を重ねる人もいるが、その場合、その人の人生も、相手の人生も傷つけずにはいない。そもそも、恋愛において、そんなに数をこなすのは何も学んでない証拠だ。
(中略)
恋愛経験はなるべく少ないほうがいい。でも、練習できないなんて厳しすぎる?だから人は小説を読み、映画を観る。予行演習として。
もちろん、映画や小説には、恋愛のロマンティックな部分だけを見せるエンターテインメントもある。それは甘いだけのお菓子と同じで栄養がない。たまにはいいけどね。
そういうロマンスの最大の問題は、好きになった同士が紆余曲折の後、結ばれたところで「めでたしめでたし」と終わってしまう点だ。本当はそこからが恋愛の始まりなのに、そこからが大変なのに、それを教えてくれる映画は少ない。
(中略)
優れた恋愛映画は、どんなホラーよりも怖くて、どんなコメディよりも笑えて、どんなミステリーより謎で、どんなAVよりもエロティックで、どんなアクションよりもエキサイティングだと。
と、こんな感じでとても納得できました。
肝心の内容もよかったですよ。
この本を読んで観てみたいと思ったのは
・チェイシング・エイミー
・隣の女
・逢びき
・アウェイ・フロム・ハー
ですかね。
エターナル・サンシャインは観たことあるけど、もう一回観ようかなって気にはなりました。
あーつかれた。今回はこれでおしまい。